Painful poem−lost wing−

いつの頃からか 空を飛べなくなってしまった
何かに怯えて 翼を広げることができなくなってしまった
傷つくことに恐れるあまり 何もできなくなってしまった
空は青く澄み渡り 光が降り注いでいるのに
自分は何もできず ただ青い空を見つめるだけ

これ以上傷つきたくない 失いたくない
そんな気持ちに支配され 翼は広げることを忘れてしまった
あと一歩踏み出す勇気があれば 翼を広げられるはずなのに
その一歩が踏み出せず 今日も翼を広げられぬまま一日を終える