主題−FURUHATA'S THEME−(本間勇輔)

ようやく古畑任三郎の2夜と3夜を見る。2夜のイチロー編は昨日の夜、3夜は今日の昼間に見た(ちなみに、第1夜は仕事が始まる前だったのでリアルタイムで)のだが、これでもう終わりなんだと思うと何か寂しい。
古畑任三郎シリーズは全話ビデオ録画し(第1シリーズはハマる前だったので再放送分だが)、ノベライズ版も持っているほどのフリークとしては終わって欲しくないと言うのが正直な気持ちでした。そう、「でした」のです。
えー、なぜ過去系なのかと申しますと、第2〜3夜を続けざまに見て、田村正和がだいぶ老けたような気がしたのです。プロフィールを見ると1943年8月1日生まれとあります。62歳なので、警察ならもう定年を迎えちゃっているのです。シリーズが始まって10年以上経っています。当然その分年を取っちゃっているわけです。第1シリーズと比べても若さが違います。
話を見ながら、さすがにこれ以上続けるのは無理なんじゃないかと思えてきたのです。特に第3夜の喫茶店のシーン(今泉・西園寺と3人でいる場面)で、それを痛切に感じました。
だから、これ以上の続編を期待するのは酷じゃないかと、思えたのです。えー、ファンとしては正直辛いですが、これも受け入れなくてはいけません。

(多分、こんな日記を見る人はいないと思うけど、念のため。以降、ネタバレ注意!)
さて、古畑(田村正和)のマネはこの程度にして、感想を。
さすがに回数を重ねたこともあってか、ストーリーの中に何段階もトリックを仕込んで、手の込んだ作品だと感じました。
第1夜は犯人が二人いるのをうまくこなしているように感じられました。ただ、フーダニットって聞いていたけど、そうじゃなかったのね。
第2夜はイチローの演技力が気になっていたけど、思ったよりマトモだったので安心しました。菊川怜小林麻央よりも上手いよ(それって褒め言葉?)。
第3夜は、途中でトリックが分かったけど、そこまでの伏線の張り方がやっぱり三谷幸喜ならではって感じ。そう言えば、小日向さんって過去に殺される役で出ていたのね(第3シリーズの田中美佐子の回で)。放送当時は知りませんでした。
とは言え、これで最後と言うことだし、最後の松島菜々子はこれまでになく狡猾な犯人役と聞いていたので、もしかして最後は古畑が刺されるんじゃないかと思っていたんだけど、さすがにそれはなかったか。振り返れば奴がいるで前科があるだけに、最後まで気を抜かずに見ていたんだけど無事に終わり、安心しました。

うあー、ちょっと調べ物をしていたら、色々と気がついたことがあったから追記しておこう。
①昨年10月18日の日記>>http://d.hatena.ne.jp/mayar/20051018<<で、イチローが犯人役の話について、「勝手にイメージするならば、イチローの恩師的存在(仰木監督?)が何者かに脅され、イチローが代わりにその人を殺すが、恩師がイチローをかばうものの、古畑に真相を暴かれるような展開とかになると推測」って書いてあるけど、当たってるじゃん。ただ、恩師ではなく兄(しかも向島巡査)だったけど。ただ、花田は出なかったな。正直に言うと、良かった良かった。
②そう言えば、第1シリーズで時折出ていた蟹丸警部はどうなったのだろうか? あと、峰岸徹自体も見ないなぁ。
③赤い洗面器の話はどうなったの?
④今回は今泉慎太郎はなかったなぁ。あと、西村雅彦の髪の毛って増えた?
⑤♪俺の心惑わす〜 光るデコの輝き〜