「勝手に記しやがれ」

今日、「勝手にしやがれ」(TAK MATSUMOTO feating稲葉浩志)を聴いたら、何かいい感じだったので「TAK MATSUMOTOの邦楽カバーアルバム(タイトル忘れた)」を買おうかと思っています。ZARDが歌っていた「異邦人」も良かったし、なかなかお買い得な気がするんだよね。
勝手にしやがれ」は沢田研二バージョンも好きだったが、それに厚みが加わった感じである。こうしたカバーものは元の曲と比べるとどうしても格落ちがするものが多かったが、最近はそうでもない。特に上で挙げた2曲は群を抜いていい。やはり、歌唱力がある人が歌うと、原曲の良さにその歌手の歌唱力が加わって、更なる魅力がつくのかもしれない。
でも、最近はカバー曲が多いような気がする。特に山口百恵の曲は、この秋だけで3曲もカバーされているし、「Choo Choo Train」や「Bomb A Head!」のように、前に歌っていた歌手が再びリリースするケースもあるようだ。でも、こういった傾向は嫌いじゃない。昔の名曲を改めて幅広い年代に認知させることができるし、その曲が前にヒットしていた時期のことを思い出せるからだ(「Choo Choo Train」の時は受験勉強中だった記憶がある)。
ただ、原曲を著しく破壊した上に、イメージをぶち壊しにするような曲が出てきそうな温床もあるので一概にはいいとは言えなさそうだ(既に出ているけど)。カバーされると言うことはその曲が立派は素材であることでもあるので、その素材の良さを損なわないで、かつ新しい魅力を発掘できるようなカバー曲を聴きたいものだ。