青空の下で

そういう訳で、夏競馬を堪能するために札幌競馬場に行ってきました。
午前9時半ごろ札幌競馬場に到着し、最初はグッズショップで札幌記念のキーホルダーを買い、オプションで付いてきたネックホルダー付きのペンやクリアファイルなどを手に入れ、戦闘準備を整える。ただ、朝から陽射しがきつくすでに軽く汗ばむほどだったな。
1R〜買い目を絞りきれなかったため、③メジロスパイダー複勝だけで勝負する。しかし、スタート直後に落馬し波乱のスタートとなる。
2R〜④エンジェルシードを軸にワイドで②、⑤、⑥で流す。④が3着に来たものの、他が来なかったため、外す。
3R〜②、③、⑨のボックスにしようと思ったが、③と⑨の前評判が高かったため、③と⑨の一点勝負に切り替えるも外れ。せめて、②−⑨のワイドを買っておくべきだった。
4R〜あまりにも外しすぎるため買うのを控えるも、⑨を軸に⑧と⑬を流しと予想。すると、⑧−⑨で決まり、買うべきだったと後悔……。どうも裏目に出ている様子。
5R〜⑫を軸に④、⑤、⑮で流す。ようやく⑤−⑫が的中。ただし、元金割れ。
と、ここで駒大苫小牧が5対1で負けているという途中経過が流れ、「自分は負けてもいいから、駒大に勝って欲しい」と願ってしまう(本心は自分も勝ちたいのだが)。
6R〜暑さで頭がボーっとしてきて、結論が出ずじまいのため買わず。ただ、予想していない馬が来たため、結果的には買わずに正解だった。
7R〜⑨を軸に、②、④、⑩をながすも、⑨が来なけりゃ話にならず。
と、ここまででかなり芳しくない状態が続いていて少し落ち込み気味だったとき、突然どよめきの声が聞こえてくる。一体何事かと思いその声が聞こえた現場へと駆けつけると、高校野球が放送されているではないか。しかも、ちょうど5対4で負けていたのに、ちょうどタイムリーを打って6対5と逆転したために、競馬場内に思わぬ一体感が生まれいるではないか。で、気分を良くして次のレースに挑む。
8R〜③、④、⑧のボックスで外す(パドックにいたので、レース自体見ていない)。
で、次の9R(札幌記念)での有力馬をカメラでに撮るために、ずっと張り付いている。ただ、携帯カメラでの撮影は厳しいものがある。それでも、ファインモーションバランスオブゲームローエングリンと、友人がファンなのでダービーレグノ(まさかこれが最後の勇姿になるとは思わなかった……。合掌)も撮影。で、ゴール前付近に移動し、次のレースに備える。ターフビジョンに高校野球の途中経過が流れ、駒大が12対9とリードしたために、再びどよめきが響く。
9R〜昨日の日記に書いた通り、⑥ファインモーションが本命。とりあえず単勝と、ファイン軸に②、③を買う。また、スケベ心が出てしまい3連単⑥→②→③と⑥→③→②も買ってしまう。
で、レース。スタート直後でファインがシンガリ追走だったため、武豊の溜め殺しかと半ば諦めムードになるも、ゴール前の強襲で差し切り勝ち!自分の馬券とは関係なしにしびれてしまいました。
で、このときふとあることに気付く。「もしかして、私利私欲じゃなくて誰かの勝利を願った方が当たるのではないか」と。ちょうど、その頃駒大苫小牧が勝利を収め、北海道勢初の全国制覇を成し遂げたニュースが飛び込み、競馬場内がまたどよめきに包まれ、妙な一体感を覚える。
「とりあえず、願い事の1つは叶った。あとは自分が勝てばいいだけだ」と思いながら、負け分を取り返すべく10R以降も勝負するも、結局当たらなかったり、配当が低いのを嫌って勝負を避けたら逆に予想が的中したりと、ピントがずれたまま負けが込み、結果は大敗。
槇原敬之の「2つの願い」の歌詞じゃないけど、「2つの願いは必ず1つしか叶わない」らしい。でも、駒大が勝ったことが嬉しかったし、あの一体感が生まれた瞬間はお金では味わえない喜びを得られたから仕方ないか。それにしても、まさか生きているうちに自分の住んでいる地域が甲子園で優勝するだなんて思いもしなかったな。正直、そんなに期待していなかったし。とにかくおめでとう!
そして、今後は私利私欲に走らない競馬予想を心がけるとするか。