「sweet candy」への思い入れ

個人的に夏の終わりに聴きたい曲を3曲ピックアップすると、山下達郎の「さよなら夏の日」(ケンタッキーのCMで流れているやつね)、森山直太郎の「夏の終わり」、そして森高千里の「sweet candy」が思い浮かぶのである。
で、「sweet candy」に関しては、2年前の夏を思い出すのである。
当時、1日12時間近く働き続けたことで、心身ともに疲れ切っていた中で、お盆にようやく夏休みを取れたものの、帰省をするぐらいで終わってしまい、次の日からまた仕事の日々を迎えてしまうある日のことだった。「大した事は何もしなかったなぁ」と思いながら、不意にため息をついた直後に、急にこの曲の歌詞が頭の中をよぎったのである。
「何か、今の自分の状況とマッチしてるよなぁ」と思いながら、妙に懐かしさがこみ上げて、数日後にはその曲のCDを買ってしまったのである。もし、あのときにこの曲のフレーズを思い出さなければ、今もCDは買わずじまいだし、その曲の存在すら忘れていたかもしれない。そう思うと、ちょっとした運命を感じてしまうのである。