マヤー青年の事件簿（秋天紅鯨団）
明後日の菊花賞の予想はほぼ固まった（詳細は明日）こともあり、10月31日の天皇賞の予想でもしようかと思い、出走馬のリストを眺める。キングカメハメハが離脱したことで誰が人気になるのか見当が付かず、かなり混戦模様となりそうな気がする。
と、同時にあることに気がつく。それは武豊のお手馬が4頭もいるということである。しかし、武豊はアドマイヤグルーヴ、サクラプレジデント、ダンスインザムード、リンカーンのうち、どれを選ぶのだろうか？
（以降、勝手な推測）
アドマイヤグルーヴ（以下ア）：私はデビュー以来、豊さんに乗ってもらっているんだから、当然私よね？
リンカーン（以下リ）：まだ出走するかどうか正式に決めていないのに、大きなことを言ってんじゃないよ。春天や宝塚でも俺に騎乗したんだから、俺に決まってるだろ！
サクラプレジデント（以下サ）：何言ってんだ。両方ともに人気を裏切ったくせに。何だよ春天の13着って。そんな奴よりも中山記念でレコード勝ちした僕に決まってるじゃないか？
ダンスインザムード（以下ダ）：GⅠレースを勝ってない先輩達には任せられないわ。ここは私の出番でしょ？
ア：ちょっと待ってよ！私はエリザベス女王杯を勝っているわ。こんな駄馬と一緒にしないでよ！
リ＆サ：誰が駄馬だ！
リ：こいつなんか皐月賞以来GⅠで連対すらしてないんだぞ。その点俺は菊花賞と有馬記念で2着に入っているからな。
サ：ふん、2回だけなら僕と一緒じゃないか。それにダービーでの着順は僕のほうが上だしね。
ア：7着と8着じゃない。大した差じゃないわね。
リ＆サ：お前だってオークスで7着じゃないか！しかも1番人気のくせに。
ダ：じゃあ、やっぱり私の方が上ですね。オークスは4着ですし。
ア：ふん、秋華賞で1番人気を裏切ったのに大きく出るじゃない。
ダ：あら、あなたもあなたのお母さんも秋華賞で1番人気だったのに負けたじゃないですか？
ア：私は2着よ。一緒にしないで。それに、あのレースはスティルインラブに花を持たせただけよ。何せ3冠馬ですからね。それはそうとダンスインザムードはこの後アメリカに行くのよね？しかも騎乗はデザーモ騎手に決まっているんだから、今回はおとなしく手を引きなさい。
ダ：くっ、それを言われると……。
ア：さて、これで1人脱落ね。後はあなた達もGⅠを勝ってないんだし、おとなしく手を引きなさい。私には母仔秋天制覇と言う野望があるの。
リ：そうは行くか！こっちは府中に強いトニービン産駒の血を引いているんだ！
ア：あら、私もトニービンの血を引いているわよ。
リ：くっ、そうだった……。
ア：さて、これであとはあなた1人ね。悪いことは言わないから手を引きなさい。
サ：そうは行くか。悲願のGⅠ制覇をするためにも豊さんとのコンビじゃないとダメなんだ！
ア：ジャパンカップで14位だったくせに偉そうなことは言わないことね。それにあなたに豊さんが騎乗してもデムーロ騎手に頭を叩かれるのがオチだわ。
サ：そ、それは……。
ア：私はそんなことをさせない。だから、私に譲りなさい！
グダグダと書き連ねているうちにアドマイヤグルーヴの勝ちになってしまったけど、実際はどうなるんだろう？まぁいいや。それは来週までのお楽しみだ。
