斯様に考えた理由

某ドラマで、周りの空気を読まず、ただ自分の思うがままに行動した挙句、それが結果オーライな結果につながって成功を収めるという主人公の構図に軽く苛立ちを感じております。
いくらドラマの制作で紆余曲折があっても、ドラマの中身は痛快サクセスストーリーですか。いくらなんでもご都合主義なんじゃないですか?
でもね、そんな主人公が羨ましくもあるんだよね。例え自分勝手な行動でも努力がちゃんと報われているんだから……。逆にそれが腹立たしくもあるんだけど。あっ、別に今の仕事に不満があるわけじゃないよ。少しぐらいはきっと役に立ってるかもしれないから。
ただ、昔のように「誰か(何か)の役に立ちたい」って思っても、それがただの思い上がりや自己満足でしか過ぎない気がして、自分が本当に役に立っているのか分からなくなることが多いのも事実。
でも、自分で評価しようにもどうしても評価が甘くなりがちになるから、できるだけ厳しく評価しているうちに、些細なミスさえも許せないほどに自分を追い詰めてしまいました。で、自分の存在は評価に値しないと言う状態が続いていくうちに、すっかり精神的に参ってしまいました。多分、この辺が鬱になった理由だろうな。前の仕事を辞めた原因もそこにあるし、一時期某所で書いていた小説を書かなくなった理由もそこにあるわけだから。もうねぇ、自分の行動に意味を見出せなくなっちゃって……。
以前はそれでも「自分には自分にしかない特別なものがある」と信じてやってこれたけど、結局そんなものは何処にもないことが分かったわけで、あらゆるものに注いでいた情熱も枯れ果ててしまいました。
だから、この日記もそろそろ最終回を見据えております。いつごろ終わらせるか具体的には考えていないけど、自分の心の中にあるわだかまりを吐露し終えた頃にでも終わらせようと思います。
(ただ、ディープインパクトのダービー制覇を見届けるためにも、少なくとも5月29日までは続けるけどね)