7年越しのリベンジ?

オークスシーザリオが来たことで、相性の悪かったオークスで初の本命馬的中となりました。それにしても、凄い末脚だったな。見ていて鳥肌が立ったよ。やっぱり、馬券を絡めずに無欲で臨むのが一番いいのかもしれないな。でも、来週のダービーはディープインパクト単勝馬券を買うけど。
ここまで言っておいて何だが、7年越しのリベンジというのはオークスの話ではない(1998年から7年後ではあるが)。別の話である。
それは、まだ大学生だった1998年の秋のことだった。友人から一冊の小説を借りたのはいいが、あまりにも中身が難しすぎて途中で挫折したことがあった。その本とは京極夏彦の「姑獲鳥の夏」。
そして、それから7年余り(正確には6年半だが)経った5月の初め、立ち寄った書店で文庫本サイズの同書を見つける。ちょうど「空の境界」を読み終えた直後で、「あんだけ厚い本を読破したんだから、今なら読めるんじゃないか」という変な自信が芽生えていたこともあり、買うことに。
そして、今日上下巻を読破しました。随所で頭が混乱しそうになったけど、話の筋は捉えることができたし、少しずつ引き込まれていくのが自分でも分かった。陰陽師にもちょっと興味を持ったので、本屋で関連書物を探したくらいだし。今になって京極夏彦にハマった友人の気持ちが分かった。今度続編の「魍魎の匣」を買おう(金が工面できたら)。