孤高のファンタジスタに捧ぐ

2002年3月25日、父・サンデーサイレンス、母・ウインドインハーヘアの間に一頭の馬が生を受けた。
数年後、この馬はディープインパクトと言う名でターフに舞い降りた……。

ラスト3ハロン33.1秒という衝撃的なタイムで鮮やかに勝ち名乗りを上げた新馬戦。
直線で他馬をゴボウ抜きにして5馬身差の圧勝。自分の能力を存分に発揮し、存在を高らかにアピールした若駒S
初輸送&初重賞でも他馬を完封し、全国にその名を知らしめたた弥生賞
スタート直後に出遅れても、3コーナーから最後の直線で一気に巻き返し、GⅠ馬の勲章を手に入れた皐月賞
怪物・ハイセイコーを上回る単勝支持率を受け、5馬身差の圧勝で史上10頭目の無敗のダービー馬となった日本ダービー
充実の夏を経て、更に一皮剥けた強さを遺憾なく発揮し、健在ぶりをアピールした神戸新聞杯
いずれもレースも、その名に恥じない衝撃的な勝ち方であった。

その一方で、それを快く思っていない馬がいることも事実。ディープインパクトの快進撃を阻止すべく、ライバル馬達が彼の前に立ちはだかる。
もう2着や3着はいらない・第六感をフルに発揮せよ、シックスセンス
一族の悲願・GⅠ制覇をこの手に、ローゼンクロイツ
弥生賞ではクビ差まで迫った・母仔GⅠ制覇を目指せ、アドマイヤジャパン
賞金は少なくとも、レース経験は豊富・ダービー馬の父の負けない走りを、アドマイヤフジ
血統なら文句なし・今年も父子菊花賞制覇を狙う、コンラッドミツワスカイハイ
マル外だってクラシックタイトルが欲しい・遅れてきた大物、フサイチアウステル
しかし、それ以上に本当に負けられない相手は、圧倒的人気に支持されたプレッシャーに、そして自分自身に負けないこと……。

史上2頭目の無敗の3冠馬を目指し、孤高のファンタジスタが7度目の衝撃を淀の舞台で繰り広げる! 
その強さは天よりも高く、誰も届かない世界まで突き抜けていくのか。答えは10月23日に明らかになる。
第66回・菊花賞、15:40ゲートイン!

……とまぁ、こんな感じかな。この文面を作るに当たって、Dragon Ashの「FANTASISTA」をイメージソングとしてみました(何せDragon Ashは「Deep impact」という曲を出しているだけにね。ただ、この曲ではイメージは沸かなかった)。

とにかく、自分にできるのはディープインパクトが3冠を達成する瞬間をこの目で見届けること。もう馬券を買っちゃったし。しかも「ディープインパクトさんに3000円(クイズダービーか)」も。別に金が欲しいわけじゃない。ただ単に、応援したという証が欲しいだけ。だから、3000×1.1=3300円でも文句はないし、それだけでも十分の価値が有ります。
あとは、明日のレースを待つのみ!