ちょこっとLOVE(プッチモニ)

♪ほんのちょこっとなんだけど 義理チョコをもらったよ
♪ほんのちょこっとなんだけど それが意外と嬉しいんだ
♪だって甘いものが好き〜
……ってことで、もらえればそれで十分な現金体質な男が送る今日の日記です。
ただ、それが引き金でこんな事件が起きてしまいました(以下、小説調で書き込み)。

ちょうど、仕事で手透きの時間になったときに、同僚の女性が突然、自分の目の前で右手を突き出してきた。
大体のことはすぐに察しが付いているが、あえて「その手は何?」と尋ねてみる。
すると、「チョコちょうだい」という予想通りの答え。さっき、義理チョコをもらったのを見ていたらしい。
「だって、歯医者に通院しているんでしょ? だったら、私が代わりに食べてあげるよ」
「残念でした。歯医者の通院は終わりました。もう甘い物は解禁です。それに、全部食べちゃったし」
「いやー、もう!」
口を曲げて膨れた仕草をとる彼女。その仕草がかわいいと思いつつも、食べてしまったものは仕方がないので、諦めてもらうように説得する。
「じゃあ、違うチョコをちょうだい」
説得は失敗に終わった。
「じゃあ、ホワイトデーにクッキーをあげるから」
仕方がないので、別の説得をする。チョコをもらっていないのに、お返しにクッキーを上げるなんて自分もお人好しだなと思いつつも、とりあえず提案してみる。
「だって、クッキーよりも、チョコの方が好きなんだもん。だから、ホワイトデーにクッキーをあげるから、バレンタインにチョコをちょうだい」
これまた、説得は失敗してしまった。ただ、ホワイドデーに何かもらえるという打算が働いたために、この提案を受け入れることにする。
こうして、どういう訳かバレンタインにチョコをあげる羽目になってしまったのである。

今まで生きてきて、チョコをあげる側になったのは初めてだよ。まぁ、義理だけにチョコをちょこっとをあげればいいわけだから、大した問題じゃないだけどね。改めて振り返ると変なやりとりだな。ついでに、ホワイトデーに何かもらえるのも初なのだが、この約束が反古にされる可能性は高いので期待はせず。