決意の朝に(Aqua timez)

未だに全国放送のテレビ番組で大泉洋を見ると違和感がある。でも、いまや全国区のタレントに出世しているんだもんなー。「ブレイブストーリー」では準主役級で、松たか子とのスキャンダルがオプションで付いてくる位だし。
熱湯風呂でダチョウ倶楽部が毎度おなじみのアクションをしているのを上から見テいるのを見て、そんなことを思ってしまった。ほんの数年前まで、同じフィールドにいたというのに。もっとも大泉が入ったのは晩秋の海だけど。

とりあえず、そんな一コマを見てだいぶ落ち着いたけど、その数時間前まではかなりやられていました。
やっぱり1人で3人分の穴埋めをするのは無理があるよ。次から次へとやらなくちゃいけないものがあって、目まぐるしくてんてこ舞いだし、昼飯も食えないし、トイレにも行けないし、意識は飛びそうになってしまいました。
正直辛かったけど、辛いときに「辛い」って絶対に言えない状況下だから、黙って耐えるのみ。痛みや苦しみを感じているのは自分であって、他の誰でもないのだから、他の人にその苦しみを分かってもらえるわけがないからね。それぞれがそれぞれに精一杯だもん。そんな余裕のある人は他に誰もいません。それはそれでちょっと淋しいものがあるけど。

それに、こういう状況だからこそ、相手の言葉から本音と建前を垣間見ることができたよ。
①「大丈夫ですか?」って聞かれても、本音では「大丈夫じゃない」という答えを望んでいないのが分かっているので、平気な顔して「大丈夫です」と嘘をつかねばならない。
②「無理しないでね」と言われても、本音では「無理してでもその仕事を片付けないと、こっちが大変なんだからちゃんとやれよ」と思っているのが分かっているので、無理してでも片付けなければならない。
③「急がなくていいから」と言われても、本音では「すぐに片付けろ」と思っているのが分かっているので、大慌てで片付ける。
④影が薄い存在は具合が悪くても気付かれない。ただし、スケープゴートとしてだと存在感が急激に発揮される。
⑤常識とは世間一般のルールではなく、その人が勝手に持ち出したルールであり、相手の機嫌を損ねないためにはそれに従うことを余儀なくされる。特に相手がオバタリアンの場合はこっちが悪くなくても、責任を押し付けられるので要注意。
⑥基本的に自分の仕事が評価されると考えてはいけない。できて当たり前、できないと無能呼ばわりが定石。
とまぁ、忙しかった割には色々なことを考えていたりする。こんなことでも考えてないと、やり場のない気持ちを吐き出すことができないからね。こうやって、不安定な精神を支えているんです。
とりあえず、言ったって何も変わらないって分かったから、今後も辛いときに辛いとは絶対に言いませんよ。ぶっ倒れるその日までね。