ハネウマライダー(ポルノグラフィティ)

mayar2006-07-17

以前、「札幌100秘境」なるサイトを見ていたときに、とても心惹かれる場所を発見する。そこで、ぐずついた空模様であるにもかかわらず、チャリで外出。
で、向かった先は伏見稲荷神社。写真で見たときに、幾重にも連なった赤い鳥居がとても印象的で、京都を彷彿させる感じに引き付けられたのである。
事前に地図で場所を確認していたので、迷うことはなかったが、まさか道路から直に見られるとは思わなかった。
そこで、近くに自転車を止め、鳥居の連なる参詣道を歩いてみる。26個もの鳥居を抜けると、本殿があったのでせっかくだから参拝をする。とは言え、何を願うか考えていなかったため、「雨に濡れずに帰れますように」と今日の分の願いを託しただけ。
参拝後、特にあてもなかったので、図書館に立ち寄り何か面白い本がないかと探してみる。神社に寄ったあとだけに、ちょっと神学を勉強しようかと思い、関連本を借りることに。と、ここまでは良かったのだが、さて出ようかと思った瞬間、愕然としてしまう。
外はバケツをひっくり返したかのようにざんざん降りではないか。傘は持っていないし、自宅までは少なくとも1時間近くかかる距離であるため、強行突破もできない(借りた本も濡らしてしまうし)。しばらくは別の本を読んで時間を潰すが、やがて閉館時刻になってしまい、出ることを余儀なくされてしまう。
外はまだ雨が降り続いたまま、同じような状況下に置かれた人が軒下で恨めしそうに空を見上げて、妙な連帯感が沸く。一方で、覚悟したかのように雨の中を自転車で走り去っていく人も。
かれこれ10分ぐらい経ったときだった。ふと空を見上げると、雲の切れ間が見え、ちょっとだけ光が差してきてるではないか。しかも、雨音も弱まっている。まさに心が雲を裂く号令を聞いた感じだった。
意を決して、自分もまだかすかに降り続いている雨の中へと突入する。数分後、雨はやみ、事なきを得る。どうやら、お賽銭のご利益があったようだ。護られたことに感謝。やはり、強く願えば願いは叶うのかもしれないな。
さて、明日からまた仕事か。先週の土曜日の後遺症はまだ癒えてないけど、やれるだけ頑張ってみますか。風邪を引かずに済んだのだから。