リフレインが叫んでる(松任谷由実)

欽ちゃん球団解散発言の余波が広がる中、今回の一件が2年前に自分の身に起こった事件と似ていることを思い出す。
当時、私は某掲示板のスレッドで他愛もないSS(表向きは)を書いていました。別に見る人もそんなにいないし、過疎スレで細々とやっていたのだが、ある日の事件を境に事態が急変してしまう。
とは言え、最初は自分の書いているスレがageられただけの些細なものだった。この件に関しては、前にも何度かあったので、さほど気にするほどでもなかった。ただ、ageられたタイミングが悪かったのか、アンチSS派に目撃され、スレが軽く荒らされてしまった。
まぁ、この程度なら多少スルーしておけば問題ないと思っていたら、そのアンチに対して食って掛かった奴(正義の味方気取りか)がいたがために、アンチと食って掛かった奴とで議論が始まってしまう。しかも当の本人を差し置いて。
で、そんなことをしているうちに、今まで見向きもされなかったスレにやたらと書き込む奴が現れ(大半は野次馬)、事態は更に悪化。責任の一端が自分のSSにあるため、収拾化を図ろうとしたが、焼け石に水。自分のコメントに対して「外野が騒いでいるだけ」と言われたものの、言っている奴がすでに外野なだけに余計タチが悪い。
で、かくなる上は打ち切る以外に手はないと思い、自分が書いていたSSを打ち切ることにしたのであった。
ところが、この判断が今度は別方向で火種を生んでしまい、人が苦悩の末に出した決断に対して非難が続出。挙句の果てには「元々やめたがっていたから便乗した」とか、「何をやってもいいのか」と誹謗中傷される始末。あんな状況になってまで、「またSS書きました〜」と何食わぬ顔で書き込めるほど、厚顔無恥じゃないし、あくまでも大人の対応をしたまでなのだが、まったく理解されず。

私は元来、「何をやっても許されると思い込んでいるタイプ」ではなく、むしろ「自分は何をやっても許されないと思い込んでいるタイプ」である。要するに、「自分の考えが他人に当然のように受け入れてもらえる」とは思っていないのだ(だから、余程のことがない限り他人に対して意見を押し付けるようなことはしない)。
だから、自分が「何をやっても許されると思い込んでいるタイプ」と思われるのは耐えがたい屈辱である。更に、人の気持ちも知りもしないくせに訳知り顔で言われたことが癪に障ったことがあり、今でもその怒りは冷めていない。
この辺りが、後に他人との間に齟齬を生んだ一因かもしれないが。

今回の欽ちゃんの判断に対しても、「他にやめたい理由があった」と訝る輩が出ると思っていたが、案の定出たね(だから、今日はこのことを書くことにした)。訳知り顔のコメンテーター風情が何を抜かすかという気分だ。
実際どうなるか知らないけど、欽ちゃん球団はこんなアングラSS書きの三文小説と違って、多くの人から必要とされているわけだし、是非とも存続して欲しい。
もっとも、自分にはこんなことを言う資格はないのかもしれないけど。