B'coz I Love You(矢井田瞳)

久しぶりにこの曲聴いたけど、改めて聴くとそんなに椎名林檎と似ている気がしないんだよね。その後、お互いに独自のスタイルを築いたから、別物という認識ができたからでしょうか。
この曲をはじめて聴いたときは椎名林檎の新曲かって思ってたけど。そう言えば、同じ頃に愛内里奈の曲を聴いて浜崎あゆみの新曲かと勘違いした覚えがあるな。
似ているものをすぐに同じカテゴリーに入れてしまうのは、良くないですね。

と、ひとしきり反省したところで、今週も土曜日は残業でした。もう定着化しました。マジメに働いたのが仇となって、任される仕事が増えてしまったのが原因のようです。
去年の夏からにかけて、数人分の仕事を押し付けられて、過労死の危機に扮しながらも何とか乗り切ったのがまずかったか。まぁ、一部は譲渡したので今の負担は1.8人分ぐらいまで軽減されましたが。ただ、給料は1人分しかもらえず。せめてをもっと給料増やしてくれたら、何倍もモチベーションが上がるんですけど。

♪いつまでも頑張っていてね 死ぬまで働き続けて 
♪十分な線などないよ 一度も休まず働け〜

といった感じです。で、何だかんだ言って悲しいほどのマジメ人間だから、ちゃんと働いてしまうんです。
一体何に奮闘してここまで頑張っているのやら、と考えを巡らせていたら、ある結論に行き着く。

――完全になれば愛されると思っていた

要するに、こういうことだったんですよ。幼い頃から、そんな固定観念を持っていたせいか、常に完璧じゃなきゃいけないって、自分に重荷を背負わせていたわけだし。でも、そうしないと愛情は受けられなかったんですけどね。親からも教師からも。そして職場の上司にも。
こんな考え方してたら、精神が破綻するのは当然です。それでも、20代後半までだったら、よく保ったもんだよ。まぁ、結局は破綻してここ数年の惨状にたどり着いたわけですが。
だって、何事も完璧じゃなきゃダメだって思っていたからね。ちょっとでもミスがあれば、それだけで自分の全てが否定されると信じきっていたわけだし。で、ダメ人間の烙印を押されるって恐れていたのよ。

別に完全だからって愛されるとは限らないのにね。むしろ、都合よく利用されるのがオチなんだから、程々に頑張ればいいのにさ。もし、完全じゃなきゃ愛されないんだったら、そんな奴からの愛情なんて熨斗つけて返せばよかったんだよ……って気付いたら、ちょっと気が楽になりました。完璧主義さえやめてしまえば、人生はかなり楽になります。

ただ、完璧主義をやめたからと言って、間違いだらけの人生でもいいかと言ったら、さもあらず。完璧な人間が愛されるとは限らないけど、ダメな奴は確実に愛されないからね。完璧とは行かなくても、要所要所を締めていけばそれでいいのです。
野球で言うなら、完全試合を目指すのではなく、ランナーを背負う状況であったとしても、点を与えずに抑えればそれで十分ってことで。100%は無理でも常に80%をキープできるようにすれば、何とかなるでしょ。
できることなら、高田純次のように適当に生きたいんだけどね。それが理想。